内田麟太郎 文 こいでなつこ 絵 あかね書房 2010年
こぶたのとんちゃんはうっかりもの。おかあさんに「おばあちゃんの ところへ、おくすりを とどけてきてね」といわれたとたん、お薬を持たないで走り出しました。
おかあさんがお薬を持って追いかけます。「まってー とんちゃん」
とんちゃんはその大声がオオカミだと思いました。オオカミが追いかけてくる!とんちゃんは夢中で駆けました。
なんと行く手には本物のオオカミが待ち構えてるではありませんか。
オオカミはとんちゃんをつかまえようとしましたが、全速力で駆けるとんちゃんに押し倒されてしまいました。
おかあさんが近づいてきたとき、オオカミはもっと大きいぶたが来たと逃げ出しました。
そんなわけでとんちゃんもおかあさんも、無事におばあちゃんのお家に着くことができましたよ。