くすのきしげのり 作 福田岩緒 絵 えほんの杜 2011年
迫力のある表紙絵です。なぜ、男の子たちは泣いているのでしょうか。
ラジオ体操の帰り道、マナブとヒデトシとぼくはカブトムシをみつけた。
三人はクヌギの木に登ってカブトムシを獲り始めた。
そのとき現れたのがカミナリじいさん。しまった!ここはカミナリじいさんの家だった。
ぼくとマナブはラジオ体操の空き地まで逃げてきたが、ヒデトシが来ない。
二人は決心をして、カミナリじいさんの家にもどった。
ヒデトシが大声で泣いている。ぼくとマナブは頭を下げて謝り、カブトムシを返そうと差し出した。
そして、カミナリが落ちるのを覚悟した。・・・が、落ちない!
三人は初めてカミナリじいさんの笑顔を見た。
もう、夏休みも終わりですね。
いろいろな体験をして、子どもたちはまた一つ大きく逞しくなったことでしょう。