宮西達也 ポプラ社 2006年
おおむかし、マイアサウラのおかあさんが林の中で小さな卵をみつけました。自分の家に持って帰り、自分の産んだ卵と同じように優しく世話をしました。
ある日、卵から生まれたのは、あの乱暴者のティラノサウルスの赤ちゃん。
悩んだおかあさんは、林のなかに赤ちゃんを置き去りにしようとしましたが、そんなことはできず、抱いて家に帰ってきました。
マイアサウラの子どもはライト、ティラノサウルスのこどもはハートと名づけられて仲良く育ちました。
みんなが好きな赤い実をとりに行こうとハートが林に向かって歩いていたとき、ティラノサウルスに出くわします。その出会いがきっかけになって、ハートは自分がティラノサウルスかもしれないと気がつきます。
やがて、ハートはマイアサウラの家族から去って行くのでした。
離れていても愛する気持ちは変わらない・・・
ぜひ、ハンカチを用意して、お読みくださいな( ;∀;)