2023.01.19
内田麟太郎 作 つちだのぶこ 絵 金の星社 2014年
さっちゃんはお母さんが編んでくれた赤い帽子と手袋がお気に入り。大切に思っていたのに、かたっぽだけ無くしてしまいました。
「てぶくろさーん」と呼びかけながらさっちゃんはしょんぼりしながら探します。
積もった雪の中から声が聞こえてきました。
「てぶくろがほしい。あったかいてぶくろがほしい」と言うのです。掘り出してみると、おすもうさんの手袋でした。
凍えているてぶくろをさっちゃんはお家のストーブで温めてあげました。
すると、おすもうさんの手袋の中から黄色いゴム手袋がするり。その中からは桃色のスキー手袋がするり。次は青い毛糸の手袋がするり。そして・・・。
心も温まる手袋のお話です。