絵本日記「1年365冊」

『はつてんじん』 | 言の葉のうつわ

『はつてんじん』

2023.01.25

川端誠  クレヨンハウス 1996年

 川端さんの落語絵本シリーズの1冊。

 初天神とは、1月25日に行われる天満宮の年の初めのお祭りを題材にした古典落語です。

 とうちゃんが羽織を着て初天神に出かけようとしていると、息子の金坊にみつかり、連れて行くことに。天満宮の境内にはたくさんの屋台店が出ています。あれがほしいこれがほしいと絶対言わない約束で連れてきたんだからなととうちゃんは念を押します。

 ところが口が達者な金坊に負けて凧を買ってやることになってしまいました。しかも大きな凧を。

 帰り道にある広場で凧あげをしようと金坊がせがみます。しぶしぶ金坊にやり方を教えていた父ですが、そのうち、とうちゃんの方が夢中になって・・・。

 天満宮の境内での父子の会話、広場の凧あげのやりとりがとびっきり面白くて、笑えます。川端さんの味わい深い版画の迫力がお話を一層盛り上げています。

ぜひ、お子さんの「初落語」として楽しんでください。

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