2023.02.21
マイケル・グレイニエツ 絵と文 いずみちほこ 訳 セーラー出版 1995年
お月さまって、どんな味なんでしょうね。私は、大好物の京都のお煎餅みたいなお味なのではといつも思っています。
動物たちにとってもお月さまの味は興味津々。あるときカメが「高いあの山に登って、お月さまをかじってみよう」と決心をします。でも、山のてっぺんにのぼってもお月さまには届きません。そこで、ゾウを呼びました。それでも届かないので、キリンを呼び、シマウマを呼び、ライオン、キツネ、サルが続きました。お月さまはその度にひょいっと逃げるのです。
最後にのぼったのはネズミ。「あんなちびじゃ、むりだな」と思ったお月さまは、こんどは動きませんでした。
お月さま、油断大敵ですよ(*^-^*)