2023.05.13
金井真紀 文と絵 ころから株式会社 2017年
今日の日記は童話でも詩でもありません。
はたらく動物たち、モンキードッグ、鵜飼の鵜、耕す馬、盲導犬、パリのニワトリが紹介されている「旅行記」と言ってもいいでしょうか。
岐阜市では一昨日5月11日から1300年の伝統を持つ鵜飼いが始まりました。10月15日まで続きます。
初日の人出はコロナ前に戻ったそうです。
鵜匠家は6軒、世襲制です。鵜飼いに使われる鵜はウミウで、茨城県で捕獲されて岐阜に連れてこられます。訓練を経て鵜飼いにデビューするわけです。
6人の鵜匠さんの一人、山下純平さんと著者の金井さんの会話がとってもいいのです。そして、やりとりをとおして山下鵜匠さんのお人柄がじわーんと伝わってきて、生きるって・・・自分の役目を果たすって・・・何だろうと、足元を見つめる気持ちにさせれられます。
実は私は鵜が大好き。そして鵜たちが幸せでありますようにといつも願っているの。
だって、渡りの最中に羽を休めていた海岸で突然捕まって、わけも分からず連れてこられたのは「川」。鵜がどんなに混乱したかと考えると切なくなっちゃう。
でも、この本を読んで少し安心したのです。
今日も鵜のぬいぐるみを撫でている私でした。
今年も鵜飼い観覧船に何度も乗りますよ(#^.^#)