絵本日記「1年365冊」

『注文の多い料理店』 | 言の葉のうつわ

『注文の多い料理店』

2023.05.18

宮沢賢治 作  島田睦子 絵  偕成社 1984年

友人がとても面白いお肉料理店に行ってきたと話してくれました。

入り口で持ち物すべてを預けるのだそうです。

もちろん、スマホも持ってちゃダメ。

え~~~っ、それって注文の多い料理店みたい!

でも、友人は怖い思いをすることなく、美味しいお料理をお腹いっぱい食べて帰って来たので、よかったです(*^-^*)

山に狩猟に行って、とあるレストランに入った二人の紳士。

入り口から奥に進むにつれて「注文」が多くなっていくのです。お客が注文するのではなく、店側がお客にいちいち注文をつけるのです。

眼鏡や時計など金物類は全部はずし、顔や手足に牛乳クリームを塗り、頭に酢をかけ、そして、最後の注文が「塩をもみこむこと」。

危機一髪のところで二人を助けてくれたのは、二頭の猟犬でした。

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