絵本日記「1年365冊」

『おじさんのかさ』 | 言の葉のうつわ

『おじさんのかさ』

2023.05.31

佐野洋子  講談社 1992年

おじさんは立派な黒い傘を持っています。自慢の傘です。

お出かけには必ず持っていきますが、雨が降り出したら濡れたまま歩くか、雨宿りをします。

けっして黒い傘をささないのです。傘が濡れるから!

おじさんはそんなにもこの傘を大切にしているのですね。

ある日、公園で休んでいたら、雨がぽつりぽつり。小さな男の子が傘に入れてと駆け寄ってきました。おじさんは聞こえないふりをしています。

男の子はお友だちの傘に入れてもらい去っていきました。

すると、楽しい歌が聞こえてきて、どんどん広がっていくのです。

♫あめが ふったら ポンポロロン

 ♫あめが ふったら ピッチャンチャン

おじさんも歌に誘われて・・・

かたくななおじさんの心がほぐれ、傘も役目を果たせて嬉しそうに見えます。

今年はずいぶん早い梅雨入りになりました。

雨の季節もピッチャンチャンと楽しみたいですね。

『おじさんのかさ』 | 言の葉のうつわ 『おじさんのかさ』 | 言の葉のうつわ

お問い合わせ

講演依頼や読み聞かせなど
お気軽にお問い合わせください