2023.06.05
新宮晋 文化出版局 2007年
文字はなく、絵のみで語られている絵本です。
シジュウカラのつがいが巣を作り、やがて卵が生まれ、ヒナたちが顔を出し、成長して、巣立っていく。
躍動する小鳥の姿をどのページでも心行くまで楽しめる作品です。
ところどころに透ける紙の絵が配置され、小鳥の世界の奥行きが楽しめます。
作者の新宮さんはこうおっしゃっています。
ページを繰るたびに小鳥が飛び込んで来て、飛び出していく。そして、ヒナたちが巣立った後にはページが空っぽになるような、そんな絵本を作りたい。