絵本日記「1年365冊」

『あめふり』 | 言の葉のうつわ

『あめふり』

2023.06.14

さとうわきこ  福音館書店 1984年

今日は、愉快なばばばあちゃんの登場!

雨が降り続いて、こいぬとこねこも、ばばばあちゃんも、外に出られなくて困っています。

ばばばあちゃんが空に向かって「くものうえの あめふらしさん。ときどき やすんじゃくれないかね」と言ったら、雲の中から「やあーだよ。やなこった」と声がして、さらにひどい雨が。雷も稲光も。

さあ、ばばばあちゃんの痛快な作戦の始まりです。

ストーブに薪を入れて燃やし始めました。そして、ぼんぼん燃えるストーブにこしょうととうがらしをどっさり。

ばばばあちゃんの家の煙突から辛い辛い煙が出て、空一面に広がりました。

「ハックショーン」「ハックショーン」かみなりたちがくしゃみをし始め、雲がちぎれてかみなりたちは泥水のなかに落ちてしまいました。

それからしばらく、かみなりたちはばばばあちゃんの家に泊まり、せっせと雲の洗濯をしたのだそうです。 アハハハハ(#^.^#) ばばばあちゃん、あっぱれ!

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