2023.06.15
内田麟太郎 詩 うえだまこと 絵 アリス館 2021年
「大震災にあった子どもをはげます詩。
そんな思いあがった詩は書けませんでした。
でもわたしの気持ちはつたえたくて
詩を書けない詩を書き始めました。
あなたのところへも、小さな風がとどきますように。」
これは、内田さんの言葉です。
ぼくはきみの隣りに咲くたんぽぽになり、きみは綿毛となったぼくを空に飛ばす。
そして、ぼくは飛ばされながら、きみが顔をあげたことをひばりに話そう。
大切な友人のお父様が旅立たれました。
私にはかける言葉がありません。
私の代わりに、きっとこの絵本が語りかけてくれることでしょう。