絵本日記「1年365冊」

『じごくにアイス』 | 言の葉のうつわ

『じごくにアイス』

2023.07.01

ナカオマサトシ 作  澤野秋文 絵  ひさかたチャイルド 2020年

昨日は一年の折り返しの日でした。後半の無病息災を祈って茅の輪くぐりをしたり、水無月ういろうを召し上がったりした方も多いことでしょう。

さあ!2023年後半のスタートです。

暑い夏はやっぱりアイス!ということで、『じごくにアイス』をご紹介いたします。

タイトルは怖いけれど、表紙ではえんま大王と鬼たちと地獄に落ちた人も!?美味しそうにアイスを食べていいます。

どんなお話なのか、ドキドキワクワクしながら進んでいきましょう。

あるところに、評判のアイス屋さんがありました。

アイス屋さんは移動販売。車でやって来て、公園でお店を開きます。

お店の名前は「こたろうアイス」。お店のおにいさんはこたろうさんと言います。

今日も公園んで準備をしていると、女の子が走ってきて「おにいさん、アイス くださいな」。

「いらっしゃい」と言いながら、おっとっと、こたろうは足を滑らせてスッテーン!

気がついたら見たことのない川岸に。こたろうは鬼の船に乗せられました。

船から降りると「さばきのへや」に連れられて・・・。

すると、えんまさまは大慌てで走って行ってしまいます。地獄が火事になりそうなのです。

鬼もこたろうもいっしょうけんめい火を消しました。

ようやく火が消え、ほっとした鬼たちは「つめたいもんでも たべたいなぁ」。

そこでこたろうと鬼たちは地獄のあちこちから材料を集めてきて、アイス作りを始めました。

えんまさまもおいしいアイスに大喜び。

そのとき、「アイスやさーん」と呼ぶ女の子の声が聞こえました。

はたしてこたろうさんは帰ることができるのでしょうか。

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