絵本日記「1年365冊」

『げんきなマドレーヌ』 | 言の葉のうつわ

『げんきなマドレーヌ』

2023.07.12

ルドウィッヒ・ベーメルマンス 作・画  瀬田貞二 訳  福音館書店 1972年

マドレーヌとは、フランスの焼き菓子のこと。そんな甘い名前の女の子が主人公です。

パリの寄宿学校に12人の女の子が暮らしていました。

ご飯を食べるのも、歯を磨くのも、ベッドで休むのも、いつも2列になって。

朝9時半には晴れでも雨でも2列になってお散歩に出かけました。

いちばんおちびちゃんはマドレーヌ。元気いっぱいの女の子です。

ある日の真夜中、マドレーヌが起き上がってわーわー泣いています。

先生のミス・クラベルは驚いてすぐにコーン先生を呼んで診察をしてもらいました。

マドレーヌは盲腸炎だったのです。救急車で病院に運ばれ、手術。

2時間後にマドレーヌが目覚めると、そこは今まで見たこともない病室でした。

マドレーヌがずいぶん元気になってきたころ、11人の女の子はミス・クラベルに連れられてお花を持ってお見舞いい出かけました。

病室にはおもちゃにキャンディーに人形の家。そして、マドレーヌのおなかの傷にもびっくり!

その夜、11人がベッドで泣きまねをしています。

「わーわー、もうちょうを きって ちょうだいよー。」

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