絵本日記「1年365冊」

『ちいさなつきがらす』 | 言の葉のうつわ

『ちいさなつきがらす』

2023.07.14

マーカス・フィスター 作  谷川俊太郎 訳  講談社 2010年

本物のがんばりやの魂をもった「ちびがらす」の物語。

ある日、卵から見たこともない小さなからすが生まれました。

ちびがらすは仲間と遊びたがりましたが、「おまえは まだ とべも しないだろ!」と相手にされませんでした。

そこでちびがらすはいっしょうけんめい飛ぶ練習をしました。体が小さいので、どんどんうまくなりました。

ちびがらすは聞きました。「そろそろ なかまに いれて くれる?」

仲間の一羽が、月まで飛んでいって帰ってきたら遊んでやるよと言いました。

その晩、ちびがらすはじっと月をみつめていました。そしてとうとう飛び立ちました。高く、高く。

あくる朝、ちびがらすはかしの木のそばのいけがきに横たわっていました。

仲間はかがんでちびがらすをのぞき込んでいます。母がらすがすすり泣いています。

すると、突然ちびがらすが目を開けました。生きていたのです。

ちびがらすはみんなに呼びかけました。「おいでよ。あそぼう!」

ちびがらすの翼には銀の羽が輝いていました。

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