2023.08.15
内田麟太郎 作 たかすかずみ 絵 岩崎書店 2009年
男の子が雨の中、バス停の屋根の下に座っています。しょんぼりと肩を落として・・・。
二度と姿を見ることができない人を待っているのかもしれません。
おじいちゃんと過ごした日々が次々とよみがえってきます。
でも なきすぎてはいけない。
わたしがすきな おまえは
わらっていた おまえだから。
おじいちゃんの声がします。
わすれてもいい わたしのことは
わすれたくても わすれられないのだから
なくなったものは だれも
いきているものの しあわせをいのっている
ただそれだけを