絵本日記「1年365冊」

『ヤクーバとライオン Ⅱ 信頼』 | 言の葉のうつわ

『ヤクーバとライオン Ⅱ 信頼』

2023.08.26

ティエリー・デデュー 作  柳田邦男 訳  講談社 2008年

アフリカ奥地が飢饉に見舞われた。

人間も動物も次々に飢えて死んでいく、

ライオンの王者キブウェは一族を守るために獲物をみつけなければならない。

ついに、恩人ヤクーバのいる村に向かった。村にはわずかな牛が残っていたからだ。

牛の世話をしているヤクーバとライオンのキブウェは目を合わせた。

キブウェは仲間のライオンたちが見つめる中で引き返すことはできなかった。

たたかいが始まった。みせかけのたたかいだった。ヤクーバの槍はけっしてぐさりと突き刺すことはなく、キブウェは爪をひっこめてひっかいた。たたかいは夜明けまで続いた。

仲間のライオンは強い人間の男におびえて去って行った。

やがて力尽き果てた二人は動けなくなったが、相手を尊敬する心で深く結ばれていた。

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