絵本日記「1年365冊」

『画本 風の又三郎』 | 言の葉のうつわ

『画本 風の又三郎』

2023.09.05

藤城清治 影絵  宮沢賢治 原作  講談社 2014年

藤城清治の影絵がこの幻想的な物語の世界観を素敵に表現していて、ときどき手にとっては眺め、

風の又三郎の銅像が建っている種山高原の光景を思い出しています。

9月1日木曜日、風の強い日であった。山あいの小さな学校に赤い髪をした少年が転校してきた。高田三郎という名だったが、村の子どもたちは「風の又三郎」と呼び始めた。

9月12日月曜日、先生から三郎は前日転校していったことを聞かされる。

その間の10日ほどの村の少年たちと三郎のふれあい、諍い、心の通い合いがお話の中心。

果たして、三郎は何者だったのでしょうか。

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