2023.09.11
新井満 文 佐竹美保 絵 理論社 2014年
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロの惨事が起こりました。
ニューヨークの貿易センタービルの破壊の映像は衝撃でした。かつてアメリカに住んでいたときに何度も訪れたことがあったのです。
そのテロでお父さんを亡くした少女が一周忌で読んだ詩が作者不詳の詩“Do not stand at my grave and weep”だったそうです。
その詩を新井満さんが日本語に訳し、歌詞の中の”I am a thousand winds that bow”から「千の風になって」とタイトルをつけました。
歌は大ヒットし、多くの人たちの心を打ちました。
この絵本を読むと、詩の背景にナバホ族の悲しい歴史があることを教えられます。