絵本日記「1年365冊」

『月へミルクをとりにいったねこ』 | 言の葉のうつわ

『月へミルクをとりにいったねこ』

2023.10.10

アルフレッド・スメードベルイ 作  ひしきあきらこ 訳  たるいしまこ 絵  福音館書店 1996年

4匹のこねこを育てているかあさんねこ。栄養たっぷりの牛のミルクをたくさん飲ませていたのですが、ある日、牛の乳が出なくなってしまいました。

困り果てた母さんねこに、犬が言いました。月の中におじいさんとおばあさんがいて、ミルクがたっぷり入った桶を運んでいると。

そこで、ねこは月まで行くことにしました。

かあさんねこが走っていると、ぶた、おんどり、こうしがついてきました。

みんなでいっしょうけんめい月に向かって走っていましたが、とうとう、ねこだけになりました。どうしたら、月のミルクを手に入れることができるのでしょうか。

最後は気のいい農家のおかみさんに巡り合えて、かあさんねこと4匹のこねこはいつまでもしあわせに暮らしました。 でも、かあさんねこは今でも月からミルクをもらったのだと信じているのです

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