絵本日記「1年365冊」

『もぐらのモリス』 | 言の葉のうつわ

『もぐらのモリス』

2023.10.15

ダン・ヤッカーノ 絵と文  青山南となかまたち 訳  ぷねうま舎 2020年

もぐらのモリスはたくさんのお兄さんたちと土の中で暮らしていました。

ある日、食べ物がなくなってしまったので、お兄さんたちはもっと深く掘ろうと言いました。

でも、モリスには考えがありました。上へ上へと掘って地上に出たのです。

こんなに甘いお花のにおいをかぐのも、小鳥の楽しい歌を聞くのも、こんなに心が休まったのも、素敵な食べ物を食べるのも、初めてです。

ところが、きつねにみつかってモリスはつかまってしまいました。きつねがモリスを食べようとしたその途端、オオカミが現れました。

モリスはとっさに穴を掘ってきつねを助けました。

きつねたちは山盛りの食べ物を分けてくれました。

「ぼくはちいさいかもしれない、でも、でっかいことができるんだ」

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