2023.11.03
金子みすゞ 著 矢崎節夫 監修 JULLA出版局 2004年
今日も金子みすゞの愛らしい詩をご紹介します。
秋のお花、菊が主役です。
花のお使い
白菊、黄菊、
雪のような白い菊。
月のような、黄菊。
たあれも、誰も、みてる、
私と、花を。
(菊は、きィれい、
私は菊を持ってる。
だから、私はきィれい。)
叔母さん家は遠いけど、
秋で、日和で、いいな。
花のお使い、いいな。