2023.11.13
柳生まち子 福音館書店 1997年
こぶたのブウとトンとヤンはタオルの取りっこをしたり、人参を食べなかったり、おもちゃを散らかしたり、兄弟げんかをしたりして、おかあさんを困らせてばかり。
とうとう、おかあさんの堪忍袋の緒が切れました。
「おかあさんの いうことが きけないような こは、うちのこじゃありません!どこへでも いきなさい!」
3びきは「よそのうちのこになろう」と家を出ていきました。
うさぎさんの家の子になろうとしたら、食べ物は人参ばかり。わにさんの家では無理やりお昼寝をさせられちゃうし、からすさんの家では7羽の赤ちゃんが騒々しいこと!
結局3びきはシーツのテントで暮らすことにしました。
でも、やることがなくて退屈するし、おなかは空いてくるし・・・とうとうヤンがお家に帰りたいと泣き始めました。
そのとき、聞こえてきたのは、お母さんの声。
ブウ~ ト~ン ヤ~ン
やっぱり いちばんいいのは・・・