2024.01.01
1『おもちのきもち』
かがくいひろし 講談社 2005年
たごさくさんちでお餅つき。
お餅は何度も頭をたたかれております。
兄弟たちは、のし棒でのばされたり、プッチンとちぎられたり、さんざんです。
あんこやきなこ、ひどい場合は納豆に混ぜられ、ねばねばに。
その上、ペロリと食べられてしまう。
私は鏡餅と呼ばれ、床の間に飾られ、今のところは大事にされております。
いつなんどき食べられるかわからないので、このたび、逃げ出すことにいたしました。
ペッタン ペッタン ペッタン ペッタン、走ります。
いっしょうけんめい走ってお腹が空いたので、自分の足を味見。
おや おいしい。
どんどん食べているうちに、体が硬くなってきて、わっかになりました。
村の人が話しています。
たごさくどん、あんたの ところの かがみもち、えらく おかしな かっこうに なったなあ。
今年も毎日絵本日記をつけてまいります✐
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。