絵本日記「1年365冊」

『サーカスから にげたクマ、グラシャ』 | 言の葉のうつわ

『サーカスから にげたクマ、グラシャ』

2024.01.08

バーバラ・バステッター・フォーク 絵と文  佐々木賀世子 訳  鳥影社 2021年

モスクワのサーカス団から逃げたクマが自転車でシベリアに向かったという新聞記事をもとに創られた絵本です。

グラシャはくまの男の子。深い森に住んでいました。大好物のはちみつのいいにおいをたどっていくうちに、突然重たい網が落ちてきて、グラシャは人間につかまってしまいました。

檻に入れられたグラシャは悲しくて哀れな声で泣きました。

次の日、笑顔を浮かべた男の人が檻の戸を開け、「ピーターだよ」と話しかけました。

ピーターはサーカスのトレーナー。

グラシャはピーターのトレーニングを受け、いろいろな演技ができるようになり、サーカスのスターに。

自転車にのれるグラシャは町でもみんなの人気者です。

ある晩、グラシャは恐ろしい夢を見て、サーカスの演技はできませんでした。

目が覚めたら夜明けでした。ピーターが悲しそうな顔でじっとグラシャを見守っています。

そして「さよなら」と言いました。

檻のすみに自転車が立てかけてあります。檻のかぎも置いてあります。

グラシャは自転車に飛び乗り、必死にこいで、なつかしい森をめざしました。

『サーカスから にげたクマ、グラシャ』 | 言の葉のうつわ 『サーカスから にげたクマ、グラシャ』 | 言の葉のうつわ

お問い合わせ

講演依頼や読み聞かせなど
お気軽にお問い合わせください