絵本日記「1年365冊」

『ねずみのおいしゃさま』 | 言の葉のうつわ

『ねずみのおいしゃさま』

2024.01.09

なかがわまさふみ 作  やまわきゆりこ 絵  福音館書店 1974年

雪の降る寒い夜、ねずみのおいしゃさまに電話がかかってきました。

りすさんのお家からです。

「ぼうやが かぜを ひいて ねつを だしていますから、すぐ きてください」

ねずみのおくさんは心配しながら送り出しました。ねずみのおいしゃさまは、オーバーを着て、スクーターに乗ってりすさんのお家に向かいます。

ところが、しばらくいくとねずみのおいしゃさまは雪だるまのようになってしまいました。

冷たくて、凍えそうです。

一軒のお家をみつけて、中へどんどん入っていきました。

そこはかえるさんのお家。かえるの一家は冬眠しています。ねずみのおいしゃさまもぐっすり眠りました。

翌朝はいいお天気。雪もすっかりとけています。

ねずみのおいしゃさまはスクーターに乗ってりすさんの家へ急ぎました。

でも、ぼうやはもう元気です。雪で冷やしたおかげでお熱が下がったのです。

あれあれ、こんどは、ねずみのおいしゃさまが風邪をひいちゃった!

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