2024.01.27
岸田純一 作 梅田俊作 絵 岩崎書店 1996年
今日はポカポカいい天気。
ウサギでもつかまえて遊ぼうかと、ぼくが草原を歩いていると、大きなバスが止まった。
おじさんに声をかけられ、むりやりバスに引っ張り込まれた。そのバスの中は本でいっぱい。としょかんバスっていうらしい。
おじさんは今日一日仕事を手伝えと言いつけた。
牧場ではおじさんは牛たちを集めて絵本を読んだ。
次は良く知っているしんくんとけいちゃんの家。
保育園に行ってから、小学校を二つ。
おじさんと校庭の鉄棒にぶらさがっていると、キツネが一匹、じっとこっちを見ていた。
こんどは一人暮らしのおじいさんの家。
最後はおまつりをやっているところ。
とろこがバスが故障して動かなくなってしまった。大勢の人が押してくれて、おまつりひろばに到着した。
としょかんバスはトラクターにひかれて帰ることになった。
ぼくは途中で降りた。
おじさんは言った。「草原一のかあちゃんによろしくなー」
ぼくは宙返りして・・・元の姿にもどった🦊