絵本日記「1年365冊」

『ぽとんぽとんはなんおおと』 | 言の葉のうつわ

『ぽとんぽとんはなんおおと』

2024.02.20

神沢利子 作  平山英三 絵  福音館書店 1985年

雪が野原にも山にも降り積もりました。

冬ごもりの穴の中で、くまのかあさんは双子のぼうやを産みました。ぼうやたちは、おっぱいを飲んでくうくう眠って大きくなりました。

ある日、ぼうやはたずねました。「かーん かーんって なんの おと?」

きこりが木を切る音でした。

「ほっほー ほっほーって なんの おと?」

ふくろうの声でした。

「つっぴい つっぴいって なんのおと?」

小鳥の声でした。

「どどー どどーって なんの おと?」

なだれの音です。もうすぐ春が来るのです。

「ぽとん ぽとんって なんの おと?」

つららのとける音です。春はそこまで来ていました。

あたたかい春風が吹いて、花の匂いを運んできました。かあさんとぼうやのくまたちは明るい外に出ていきました。

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