2024.03.02
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作 イーラ 写真 ふしみみさを 訳 徳間書店 2009年
動物写真家イーラの写真に、『おやすみなさい おつきさま』など数々の名作絵本を生み出したマーガレット・ワイズ・ブラウンが文をつけた写真絵本です。
動物園にいるライオンの子。いつも眠っています。
ある日、ライオンの子はおかあさんに「これから ぼうけんに いってくる。そとに でて いろんなものを みたいんだ」と言いました。おかあさんに止められても、ライオンの子は檻から抜け出しました。
公園の芝はふかふかしています。犬に会いました。犬はお日さまの匂いがして、ライオンの子は犬が大好きになりました。別の犬にも会いました。ライオンの子はだんだん眠くなってきました。大きなおくびをして眠り始めました。
目を覚ますと、人間の男の子がいます。ライオンの子が眠っている間に男の子が家に連れてきたのです。男の子のお姉さんとも遊んで、うさぎとも、子ねことも仲良くなって・・・。
でも鏡に映った自分の顔を見たとたん、おかあさんが恋しくなりました。大きな声で鳴きました。
兄さんライオンが迎えに来てくれました。やっぱり、おかあさんのそばがいいみたい。