絵本日記「1年365冊」

『やもじろうとはりきち』 | 言の葉のうつわ

『やもじろうとはりきち』

2024.03.21

降矢なな  佼成出版社 2017年

ヤモリのやもじろうとハリネズミのはりきちは、赤ちゃんのときから大の仲良し。

なのに、いつからか、やもじろうははりいちといっしょだとつまらないと思い始めた。はりきちはかけっこがのろいし、木登りもできない。

ある日、やもじろうははりきちに「もう おまえとは あそばないから」と言った。

それでも、はりきちはついてくる。やもじろうがつき飛ばしたら、丘の下へころころ転がり落ちて行った。それでも、はりきちは大丈夫だとにこにこ笑っている。やもじろうは怒らないはりきちに「だいきらい!」と叫んだ。

次の日もやもじろうが遊びに行こうとすると、はりきちが待っていた。やもじろうは別の道に回った。すると、猫が待ちかまえていて、やもじろうを抑えつけた。食べようとしたその時、はりきちが猫をツンツン。

はりきちのおかげで助かったやもじろう。二人はまた仲良しに。

『やもじろうとはりきち』 | 言の葉のうつわ 『やもじろうとはりきち』 | 言の葉のうつわ

お問い合わせ

講演依頼や読み聞かせなど
お気軽にお問い合わせください