2024.03.23
パット・ハッチンス 作 渡辺茂男 訳 偕成社 1975年
めんどりのロージーがお散歩にお出かけ。
お庭をすたこら。お池を回って、ほし草の山を越え、粉ひき小屋の前をすたすた。最後は蜂の巣箱の下を通って、晩ごはんに間に合いました。
黄色、オレンジ、赤、薄緑で描かれた各ページには、単純に見えるストーリーを何倍も面白くしているキツネの存在が。キツネがロージーを狙ってついていくのですが、池に落ちたり、小麦粉まみれになったり、ついには蜂たちに追いかけられて一目散に逃げていきました。
何にも知らずにお散歩しているロージーと下心のあるキツネが対照的な面白さを醸し出しています。