2024.04.12
荒井良二 偕成社 2008年
太陽がオルガンを弾くのが、たいようオルガンです。
たいようオルガンに見守られて、ゾウバスが走ります。
朗らかで、楽しく、奥深い絵。
あたたかみのある手書きの文字。
文には極力助詞が省いてあるようです。
「ゾウバスはしる みちせまい みちほそい」
「ゾウバスおはよういって かぜきもちいい
くさはえてる はなさいてる ちょうちょいる とりいる くもしろい」
まだ助詞が使えない年齢の子どもたちの言葉のようで、可愛く思えてきます。
まっかな夕焼けなか、ゾウバスは橋の途中で止まります。
たいようオルガンがつきオルガンにバトンタッチ。
しずかにお話が終わっていきます。