絵本日記「1年365冊」

『ねこのき』 | 言の葉のうつわ

『ねこのき』

2024.04.20

長田弘 作  大橋歩 絵  クレヨンハウス 1996年

おれんじいろのながいしっぽのねこは、花の好きなおばあさんのねこでした。一人暮らしのおばあさんは、いつもねこといっしょです。

おばあさんがぐっすり眠っている夜中に、ねこは外へでかけます。いつも朝になると帰ってくるのですが、その日は帰ってきませんでした。

おばあさんは待ちました。次の日の朝、小さな女の子が死んだねこを抱いて立っていました。ねこは夜の道を渡ろうとして車にはねられたのです。

おばあさんは女の子に花をあげました。

そして、ねこを庭にそっとうめました。小さな芽が顔を出し、ぐんぐん大きくなっていきました。りっぱに育った不思議な木を見上げると、おれんじいろの実がなっています。

ある日落ちた実を拾い上げると、それは可愛いおれんじいろのちっちゃなねこでした。

最後のページの「こころという にわにそだつ いっぽんの ゆめのき」というフレーズが響きます。

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