2024.04.28
いせひでこ 講談社 2004年
絵本の見開き2ページが1つずつの作品。タイトルに短い記述が添えられています。
たとえば「〈神さまのおつかい〉あれはなに?虹色にふちどられた犬?」
次の見開きには「〈空の牧場〉もこもこと空の牧場を歩いていくひつじたち。あの子もどこかにかくれているよ。」あの子とは、犬です。羊に混じって、犬が1匹いるのです。
プランクトンのように見えたり。ダイナミックに動く雲は交響曲のよう。時には泣きたい雲も。
最後は〈明日の約束〉というタイトルの茜雲。いせさんは「ばら色の手紙」と表現されています。
まさに題名通りの美しい「雲のてんらん会」が楽しめる1冊です。