2024.05.04
モー・ウィレムズ 作・絵 中川ひろたか 訳 エムオン・エンタテインメント 2005年
お話のはじめに、運転手さんが呼びかけています。「これから ちょっと でかけて きますが わたしの バス みてて くれませんか?」
運転手さんが行ってしまうと、ハトがやって来ました。「ぼくは みての とおり ハトですが すごーく バスに あこがれてまして」と 身振り手振りも豊かに語り始めます。
「せめて ハンドルくらい さわらせて もらっても いいんじゃないかなって。」
「はっしゃしまーす!ブッブー。」「おおりの かたは おしらせ くださーい。」と、まるで一人芝居。
つぎは、バスごっこをする設定で、二人一役で演じます。「ぼくに うんてん させてくれー!!!」
そこに、運転手さんが戻ってきました。「ただいまぁ。まさか ハトに うんてん させていませんよね。」
バスは 行ってしまいました。ハトはうなだれています。
そこへ 走って来たのが大きなトラック。ハトは、また夢見ているようですよ。