絵本日記「1年365冊」

『ぼくのいえにけがはえて』 | 言の葉のうつわ

『ぼくのいえにけがはえて』

2024.06.08

川北亮司 文  石井聖岳 絵  くもん出版 2010年

ぼくはふしぎな音で目を覚ましました。じゃららら じゃららん しゅしゅるる るるるん

家の屋根にたくさんの毛が生えて、風に揺れています。

ぼくは急いで床屋さんに走りました。床屋さんはぼくの家を見て、どこかに電話をかけました。

消防車が走ってきました。「きり、ふんしゃーっ!」毛はしっとり濡れました。

床屋さんは屋根に上ってシャキシャキ シャシャシャ。また床屋さんはどこかに電話。

どすこい どすこい おすもうさんがやって来ました。おすもうさんたちはたくさんの髪の毛を集めます。

次にやって来たのは大きなトラック。屋根の髪の毛のシャンプーを始めました。みんなも、おすもうさんたちも屋根に上って手伝います。

消防車がまたやってきて水をかけますが、なかなかきれいに洗い流せません。サーカスのぞうたちもかけつけました。ぞうたちは一斉に放水します。

タオルで乾かすのは、プテラノドン。

タオルドライのあとは風の神さまの熱い風で仕上げです。

家にはえた髪の毛はばっちりセットされました。

『ぼくのいえにけがはえて』 | 言の葉のうつわ 『ぼくのいえにけがはえて』 | 言の葉のうつわ

お問い合わせ

講演依頼や読み聞かせなど
お気軽にお問い合わせください