2024.07.16
徳元穂菜
今日は、詩を一篇ご紹介いたします。
毎年6月23日に沖縄では全戦没者追悼式が行われます。
この詩は2022年の式典で、当時小学2年生だった徳元穂菜(とくもとほのな)さんが読んだ自作の詩です。
タイトルだけでも心に深く入ってきます。
穂菜ちゃんは美術館に家族みんなでお出かけをしました。
そこで「沖縄戦の図」を目にしました。
・・・・・・
こわいよ
かなしいよ
かわいそうだよ
せんそうのはんたいはなに?
へいわ?
へいわってなに?
きゅうにこわくなって
おかあさんにくっついた
あたたかくてほっとした
これがへいわなのかな
・・・・・・
せんそうがこわいから
へいわをつかみたい
ずっとポケットにいれてもっておく
ぜったいおとさないように
なくさないように
わすれないように
こわいをしって、へいわがわかった