2024.07.21
アーサー・ビナード 構成・文 福音館書店 2004年
熊谷守一の「揚羽蝶」から始まり、ゴッホの「糸杉のある風景」、前田青邨「おぼこ」・・・サハラ砂漠の岩山に描かれた「走る狩人」、最後は許道寧の「秋江漁艇図巻」まで、「くうき」をテーマにビナードさんの鋭い感性の名文が綴られています。
わたしたちはふだん、空気のことをあまり気にかけないで暮らしています。
けれど、空気がなければだれもいきることができません。
いつもそばにある空気は、よく見れば、いろんな表情をもっています。
(表紙カバーより)