絵本日記「1年365冊」

『くうきのかお』 | 言の葉のうつわ

『くうきのかお』

2024.07.21

アーサー・ビナード 構成・文  福音館書店 2004年

熊谷守一の「揚羽蝶」から始まり、ゴッホの「糸杉のある風景」、前田青邨「おぼこ」・・・サハラ砂漠の岩山に描かれた「走る狩人」、最後は許道寧の「秋江漁艇図巻」まで、「くうき」をテーマにビナードさんの鋭い感性の名文が綴られています。

 わたしたちはふだん、空気のことをあまり気にかけないで暮らしています。

 けれど、空気がなければだれもいきることができません。

 いつもそばにある空気は、よく見れば、いろんな表情をもっています。

                     (表紙カバーより)

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