2024.07.25
斎藤洋 作 高畠那生 絵 理論社 2004年
ある日、向かいの家のねこがやってきて、ネクタイがほしいと言う。ネクタイをやったら、首輪を置いていった。
何日かすると、くつが欲しいと言う。
しばらくすると、上着とシャツ、そして、ネクタイが欲しいと言った。
やがて、向かいの家が引っ越していった。
ねこの姿は見られなくなった。
向かいの家に誰かが引っ越してきた。
向かいの人がサケのあたまをもってあいさつに来た。
いつか、ねこにやったネクタイ、シャツ、上着、くつを身につけていた。