絵本日記「1年365冊」

『さっちゃんとあかちゃん』 | 言の葉のうつわ

『さっちゃんとあかちゃん』

2024.08.16

わかやまけん  こぐま社 2013年

おかあさんがミシンであかちゃんの産着を縫っています。

「あかちゃんが もうじき うまれるのよ」

「さっちゃん、おねえちゃんに なるの・・・」

おかあさんが病院に行きました。

「はやく あかちゃんを つれてきてね」

おかあさんが赤ちゃんをつれて病院から帰ってきました。

さっちゃんの妹の名前はなっちゃんです。さっちゃんは赤ちゃんが珍しくてたまりません。

でも、テレビを見ていると・・・「なっちゃんが ねているから テレビ けしてね」

だっこしようとすると・・・「あぶないわ さっちゃん」

ベビーベッドにおもちゃを並べると・・・「やめて、なっちゃんが けがするわ」

赤ちゃんが来てから、さっちゃんは、いけませんと言われてばかり。

たたんであるおむつをめちゃめちゃに放り投げました。

お母さんは何も言わずに、さっちゃんの散らかしたおむつをたたみます。

さっちゃんはおむつを拾ってお母さんに渡しました。

全部たたみ終わったとき、おかあさんはさっちゃんを抱きしめてくれました。

『さっちゃんとあかちゃん』 | 言の葉のうつわ 『さっちゃんとあかちゃん』 | 言の葉のうつわ

お問い合わせ

講演依頼や読み聞かせなど
お気軽にお問い合わせください