絵本日記「1年365冊」

『もしも日本人がみんな米つぶだったら』 | 言の葉のうつわ

『もしも日本人がみんな米つぶだったら』

2024.08.26

山口タオ 文  津川シンスケ 絵  講談社 2004年

お茶わんを眺めている男の子。そこへ登場したのはお米の国から来た米とのさま。

男の子はお茶わん1ぱいのご飯って何つぶなのか、気になって夜も眠れないと言います。

そこで、1合のお米を数えることに。

全部数えるのは大変!いいことを考えました。1000つぶ数えて、1000つぶと数え残しのお米の重さを比べたらどう?

1000つぶは20グラム。数え残しは140グラムだから、7000つぶ。ということは、1合は8000つぶ。

1合のお米を炊くとお茶わん2はいのご飯に。ということはお茶わん1ぱいのごはんは、4000つぶだ。

疑問がとけたあと、米とのさまは「米つぶ換算術」を使って人口についてなど、いろいろなことを教えてくれましたよ。

「日本の心を守るため、朝もお米を食べとくれ」と言い残して、米とのさまは去っていきました。

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