絵本日記「1年365冊」

『ぼくのイスなのに!』 | 言の葉のうつわ

『ぼくのイスなのに!』

2024.08.30

ロス・コリンズ 作・絵  いしいひろし 訳  PHP研究所 2017年

ネズミが困っています。ネズミのいすにシロクマガ座ってるのです。シロクマは大きいので、いっしょには座れない。

じいーっとにらみつけても、しらんぷり。

梨でつってみようかな・・・全然興味ないみたい。

びっくりさせても、だめだった。

次の場面のシロクマハは「ぼくたちをまもってね」と背中に描かれたTシャツを着ています。シロクマの数は少ないのです。

なんとしてもイスに座り続けているシロクマに腹を立てたネズミはとうとう「もういい!このシロクマったらひどい!」と怒ってどこかに行っちゃった。

すると、シロクマはいすから立ち上がり、雪に覆われた自分のいえに帰っていきます。

ベッドには先客が!もう、誰なのか、おわかりですね。

ホッキョクグマは絶滅危惧種です。彼らの「いす」を守るにはどうしたらいいのでしょうか。

地球温暖化を進めないために、一人ずつの小さな努力が大切ですね。

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