絵本日記「1年365冊」

『11ぴきのねこ どろんこ』 | 言の葉のうつわ

『11ぴきのねこ どろんこ』

2024.09.03

馬場のぼる  こぐま社 1996年

11ぴきのねこは、山の中で暮らしていました。
とらねこたいしょうの合図で、山小屋を出発して、えもの探しに出かけます。

ジャブ ジャブ ジャブ バッシャーン
どろぬまに見たことのないやつが。
きょうりゅうのこどもです。
ぬまからあがると、ぶるん ぶるんとどろみずをはねとばして、行ってしまいました。

次の日、がけのしたで昨日みたやつが泣いています。がけから落っこちてしまったようです。11ぴきのねこはロープで引っ張って助け出してやりました。

それからずいぶん経ったある日、ジャブが山小屋にやって来ました。大きくなったジャブは11ぴきを背中に乗せてお散歩。どろぬまに飛び込み、ねこたちはどろだらけに。

今日は魚の干物を作る日です。ねこたちは川で釣った魚を縄にとおして、たくさんの干物にしました。
すると、そこにジャブが。りんごが実った枝をくわえています。
ジャブはねこたちにりんごを渡して、縄をくわえて干物を全部持って行ってしまいました。

ねこたちはジャブに仕返しをしようと、昼寝をしているじゃぶにいたずらをして驚かせます。ジャブは森の奥に逃げていきました。

それから、ジャブに出会うことはなくなりました。どこへ行ってしまったのか…。
一年たったある日、ジャブがこどもを3びきつれて現れました。11ぴきのねこは大喜び!
ジャブの背中に乗ってお散歩し、どろぬまにも飛び込んで、みんな、どろだらけ。

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