絵本日記「1年365冊」

『どうぶつたちのおかいもの』 | 言の葉のうつわ

『どうぶつたちのおかいもの』

2024.09.11

渡辺茂男 作  太田大八 絵  福音館書店 1976年

いろいろなお店が並んでいるにぎやかな町です。動物たちもお買い物に行きます。

チータは洋品店で蝶ネクタイを買いました。しまうまは羽の付いた帽子。やぎは紙屋で千代紙を。ろばはお煎餅、ぞうはラジオ、いのししはカメラ、わにはブラシ、かばは赤ちゃんのよだれかけ。薬屋さんでは、あひるが乗り物酔いのお薬を買い求めました。あひるは乗り物に強いというのに。くまは大きなケーキを選びました。そして、ライオンは花束。みんなはバスに乗って動物園に帰ってきました。

その晩はお別れパーティーです。かもしかの夫婦と赤ちゃんが外国の動物園にお引越しをするのです。動物たちが町でお買い物をしたものは、かもしか一家への贈り物だったのです。

次の日、みんなは飛行場までお見送りに行きました。かもしか一家は手を振りながらタラップをのぼっていきました。

『どうぶつたちのおかいもの』 | 言の葉のうつわ 『どうぶつたちのおかいもの』 | 言の葉のうつわ

お問い合わせ

講演依頼や読み聞かせなど
お気軽にお問い合わせください