絵本日記「1年365冊」

『ぼくがいちばん』 | 言の葉のうつわ

『ぼくがいちばん』

2024.09.21

ルーシー・カズンズ 作。絵  灰島かり 訳  岩崎書店 2021年

ヤッホー、ぼく、いぬ。なんでも いちばん なんだ。すごいでしょ!

ぼくのともだちは、てんとうむし、もぐら、がちょう、ろば。

 もぐらより速く走れる。

 がちょうより、穴掘りが得意。

 てんとうむしよりぐーんと大きい。

 ろばより泳ぐのが得意。

 いぬはいちばんなんだと自慢していました。

 でも・・・・・・

 穴掘りはもぐらの方が得意。

泳ぐのはがちょうが上手。

 ろばのほうが大きい。

 いぬは飛べないけれど、てんとうむしは飛べる。

 いぬはとたんに自信を無くしました。ぼくがいちばんのものなんて、ひとつも無いんだ。

 ともだちはみんなでいぬを抱きしめてくれました。

きみはいちばんのともだちさ。

みんな、きみのことが だいすきだよ。

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