絵本日記「1年365冊」

『ぼくのいのち』 | 言の葉のうつわ

『ぼくのいのち』

2024.09.23

細谷亮太 作  永井泰子 絵  岩崎書店 1999年

細谷さんは小児科医です。

あとがきに「どんなに科学が進んでも人間の力には限界があり、どんなに科学が進歩してもなおせる病気には限りがあります。幸い、私たちには知恵がさずけられています。・・・豊かな自然をたいせつにし、知恵をだしあい、みんなで支え合っていくことのたいせつさを知ってほしかったのです。」とあります。

この絵本の主人公は男の子。夏休みにおばあちゃんちのお蔵を探検して古いアルバムをみつけたことがきっかけで、小さいときに入院していたことを知ります。

病院のお医者さんに聞きに行って、白血病だったことを教えてもらいました。あのとき病気と闘っていた友だちの半分はもういない。

元気でいる友だち。もういない友だち。みんなだいじな友だち。

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