『みーんないすのすきまから』

2024.09.26

マーガレット・マーヒー 作　ポリー・ダンバー 絵　 もとしたいづみ 訳　

リズムよく声に出せる文が初めから最後まで続いて、奇想天外なストーリーとともに、カラフルで愉快な絵のページをどんどんめくっていっちゃいます。

パパが車のかぎをなくして、家族は大変。

マリーが言いました。ねえ　パパ　あたしの　まねを　して　いすの　すきまを　みてみれば？」

パパがいすのすきまに手を入れて探してみると、出るわ、出るわ！パイナップルのとげとげの皮、アナゴがいっぴき、ダイヤの指輪、お鍋。とうとう、ライオンも。

最後に出てきたのは、ビルおじさんのゆいごんとビルおじさんの貯金箱。

パパは大喜び、「ついに　うんが　むいてきた」

車のかぎはもういらない。タクシーをよんじゃおう。タクシーもいすのすきまからやって来た。

いつまでも、すてきないすのすきまでね。