絵本日記「1年365冊」

『もりのおばけ』 | 言の葉のうつわ

『もりのおばけ』

2024.09.27

かたやまけん 作・絵  福音館書店 2011年

ぼくは弟と散歩に行きました。そして、森でかけっこをしました。ぼくがびゅーっと走るとたちまち弟は見えなくなりました。

森の中は、暗くてうすきみわるい。

ぼくはだんだん怖くなってきました。弟のやつ、何をしているかな。「おーい」って呼んでみました。

そしたら森の奥からおばけが。あちからもこっちからも、おばけが現れ、ぼくはおばけに取り囲まれてしまいました。ぼくはおばけにつかまりそうになり、木の根っこにつまずいて転びました。

そして、そのまま目をつむっていました。しばらくして目を開けると、おばけはどこにもいなくなっていました。

また、森の中から「おーい」ていう声が。弟でした。ぼくたちは手をつないで家に帰りました。

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