絵本日記「1年365冊」

『双子の星』 | 言の葉のうつわ

『双子の星』

2024.09.29

宮澤賢治 作  遠山繁年 絵  偕成社 1987年

賢治作品の多くが絵本になっています。同じお話が複数の絵本となって発行されていたりします。

賢治作品の絵本を求めるときは本屋さんや図書館で絵の感じを見て、好みの作品を選ぶようにしています。もちろん、どれも素敵なので、迷うのですけれども。

『双子の星』は賢治がお話を書き始めた初期の作品です。弟や妹に語って聞かせたと言われています。

双子の星はこと座の二つの星を表しているのではないかと言われています。双子の星の名はチュンセ童子とポウセ童子。夜になると二人は星めぐりの歌に合わせて銀の笛を吹くのです。

この二人が実に麗しい人格をもっています。読み終わると爽やかな気持ちに包まれます。

星が美しい季節になってきました。賢治のお話とともに、夜空を見上げて楽しみたいものですね。

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