2024.10.12
内田麟太郎 作 たかすかずみ 絵 岩崎書店 2015年
電車に乗って男の子がおばあちゃんの家に遊びに行くようです。
もう一人で乗れる年になったのですね。
車窓の向こうに広がる田舎の風景を眺めながら、男の子はさまざまな道に思いを馳せます。
電車を降りました。リュックを背負い、男の子はしっかりとした足取りで石橋を渡り、駆けていきます。
「おばあちゃーん。」
「ようきたね、ゆういち。」
ぼくは感謝します。おばあちゃんの孫に生まれてきたことに。